家族葬・一般葬の事前相談とは、ご家族・親族の生前から葬儀についての相談をすることです。 昔は「亡くなる前から葬儀の相談なんて、縁起でもない」と思われる方も多かったですが、現在はあらかじめ葬儀社と相談をしてから葬儀を執り行うケースが多数派になりつつあります。 ※なお、ご家族や親族ではなく、ご自身の葬儀についてあらかじめ葬儀社と打ち合わせる場合については、事前相談のなかでも「生前契約」と呼ばれることが多いです。 実際、弊社でも6割以上のお客様は事前相談を経てから葬儀をされています。 これだけ事前相談を選択する方が増えているのは、さまざまなメリットが存在しているからです。葬儀の事前相談のメリットについて、詳しく解説します。

家族・親族が逝去されてから初めて葬儀について考えることになると、わからないことだらけで慌てたり不安になったりするケースが非常に多いです。 とくに逝去の直後は大きなショックを受けているので、葬儀の細々した部分の選択や検討をする気力がなかなか湧きません。 あわただしく流されるように葬儀を済ませてしまい、「こうしておけばよかった…」と後悔する例も少なくありません。 葬儀社と事前相談をしてプランを固めておけば、いざというときには葬儀社に連絡をするだけで予定どおりに葬儀が進行するので労力は最小限になります。 逝去直後の最もつらい時期の負担を軽減できるのは、とても大きなメリットです。

初めて葬儀を行う場合は、「何から始めればいいのか全くわからない…」と途方に暮れてしまうことがよくあります。 事前相談を申し込んでおくと、葬儀のプロが初歩的なことから詳しく解説してくれるため、葬儀についての理解力が格段に高まります。 また、細かい疑問点についても明快に回答してくれるため、抱えている不安も解消されるでしょう。
葬儀についてわからないことがあったときは、何時間もインターネットで検索して答えを探し回るよりも、プロに事前相談したほうが圧倒的に早く解決します。 以上の理由から、葬儀当日もあわてることなく落ち着いて行動できるようになり、スムーズに式が進行します。
親族や参列者にご迷惑をかける恐れも大幅に少なくなるでしょう。

故人が逝去されてから葬儀社を選択しようとすると、時間的な余裕がないので病院から紹介されたところや、ネット上でたまたま見つけた葬儀社などに何となく頼んでしまいがちです。 その結果、「ちがう葬儀社にしておけばよかった…。失敗した…」と後悔することもよくあります。 葬儀社に事前相談をして担当者と直接話すことで、「本当に信頼できる会社なのか？」「親身になって対応してくれそうか？」を判断できます。 その結果、大切なご家族・親族の葬儀を安心して任せられる葬儀社をあわてずに選ぶことができるのです。

初めて葬儀を執り行う場合、費用の相場がわからないため不安になってしまいます。一言で葬儀といっても家族葬から一般葬までありその規模も小さいものから大きいものまで様々です。また、タイミングによっては葬儀費用の準備が十分にできないこともあるでしょう。 あらかじめ葬儀社に事前相談・見積依頼をしておくことで、どれくらいの葬儀費用を用意すればいいのかを把握できるようになり、葬儀費用を準備する時間的余裕も生まれます。 また、故人の逝去直後の忙しいなかで最適な葬儀プランを選択するのは困難です。ですが事前相談をしておけば葬儀社の担当者と細かい部分まで打ち合わせして、最適な見積書を作成してもらえるので、納得できる葬儀プランになりやすいです。